第7回クロスボウ射撃大会(2024)

 去る2024年5月26日に大分県にある協会の射撃場にて大会が開かれまして、幹事もこの大会に参加してまいりました。

 この記事では大会に出場した旅行記録を簡単にまとめています。

移動にかかる費用

 幹事は愛知県在住です。そのため前日から移動をしないと大会に間に合いません。

 愛知から大分までの移動手段としては、車(高速)移動、新幹線&特急移動、飛行機移動が考えられます。
 車の移動時間と費用は片道で約12時間・諸経費込みで約15000円。
 同様に電車の場合は約8時間で約20000円。
 飛行機の場合は約2時間で約30000円。

 ただの移動であれば飛行機でもよいのですが、クロスボウの運搬と駅から会場までの移動などを考慮すると結果的に車が一番安くなります。レンタカーを借りる必要もありませんしね。
 ということで、今回は車での移動となりました。

前日移動

 今回の行程は、朝6時に出発をして高速に乗り、ひたすら走って四国に入り、16時過ぎに国道九四フェリーに乗船して大分へ入る計画を立てました。

 6時15分頃に高速に乗り、西へ。8時前にどこかのPAで朝食を食べました。豚汁うどん+御飯の朝食。あっさりしていて美味しかったです。ただ御飯は要らなかった…うどんだけで十分でした。

 途中休憩をいれつつも10時ころには大阪を抜けて宝塚方面へ。
 この後時々発生する渋滞を抜けて、瀬戸大橋を渡ったのが12時過ぎでした。

 綺麗な景色を写真に収め、何十年ぶりに四国へ上陸しました。

 その後ひたすら西へ向かい、国道九四フェリーの三崎港へ。そこから大分へフェリーが30分間隔で発着しています。
 フェリーの料金は割引を入れたら軽自動車で約8000円。安くはありませんが山陽経由で九州へ行くよりは安くて早いので、それなりに需要のある航路となっています。

 出港直後。岬の先端に風車が何連も設置されていました。確かに風がそこそこ吹いていましたので風力発電の場所として適しているのでしょうね。

 入れ違いのフェリー。乗船して思いだしたのですが、幹事は船酔いが酷いんです。この辺りで半分グロッキーになっていました。
 船旅は70分。たったの70分が耐えられませんでした。

 フェリーで九州に上陸。その足で大分駅へ。
 駅では巨大なこけしがお出迎えしてくれました。
 いや、でかいなこれ…なんの催しだったのでしょうか。

 この日はこの近くで泊まりました。

大会当日

 26日当日、天気は晴れ。夕方より雨がふる予報でしたが試合は天候は大丈夫そうです。

 試合会場である大分射撃場に到着し、出場登録をするとステッカーと帽子をいただくことが出来ました。去年は買い物袋をいただけました。こういうプレゼントがあると嬉しいですね。

 参加者は20人強でしょうか。去年より参加人数が増えていた様に思います。

 試合前に練習時間が設けられ、10時半過ぎから試合がスタートしました。

 幹事はピストルクロスボウ部門での出場となります。

 射撃場はこのような覆道式のもので、的までの距離は写真では30mあります。ピストルクロスボウは20mの距離となります。

 これは弦を張る前のメンテナンス中の状況。簡単に見えるクロスボウですが、弦の張り方、サイトの調整により矢の飛ぶ方向が全く変わってきます。
 しかもカジュアルクロスボウは造形が微妙によろしくないため、ここでの調整をミスると的にさえ当たらなくなります。

 また、実際に射撃をするとまっすぐ飛びません。
 これはアーチェリーを経験している方ならピンとくると思いますが、弦から伝わる力の向きが矢の進行方向とは微妙にずれている上、羽根が2枚しかついていないため、発射すると弓に対して垂直方向に、弓から離れるように飛んでいくのです。

 こういうところも考えつつ、狙いを定めなければいけないのです。

 試合中のシーン。
 かなり精神を集中させています。本来の射撃姿勢はピストル競技と同じ立射片手射となり私もそれに準じて射撃をしています。
 ただ協会の試合は射撃姿勢に関する指定がないため、人によってはストック付きのピストルで射撃する人もいらっしゃいました。

 結果としてありがたいことに2位入賞となりました。2年連続の入賞です!

 このような晴天の下、和気藹々とした中での試合となりました。

帰路

 さて、帰路です。
 当日に強行して戻るのは無謀ですので途中広島付近で一泊し、翌27日に戻る事にしました。

何十年ぶりかの原爆ドームを見たり、

広島市電を歩道橋から眺めたり、

去年に引き続きもみじまんじゅうを食べてから戻って行きました。

少し真面目な話

 協会の方や選手の方といろいろと情報交換してきました。

 痛感するのは相変わらず都道府県警によって法律の解釈がまちまちで、指導内容が統一されていない点です。
 先日静岡で簡易的な射撃場が1つ完成しました。また関東の方で射撃場を設置しようと動いている方もおられました。
 それらの方から射撃場の様式を伺いましたが、それをそのまま三重県のFBU射場に持ち込んでも使用許可が下りません。三重県(と本部のある愛知県)の射撃場に対する条件が他府県と比べても異様に厳しい様に感じます。

 クロスボウは矢を射る競技であり弾を発射するものではありませんから、指定射撃場の認可条件はもっと優しいものでも大丈夫なはずです。
 クロスボウは銃ではありません。実際に板に射撃を行ってもポイント(矢の頭)は貫通してもアロー(矢の胴体)は羽根の抵抗もあり貫通はしません。

 そういう点からも、FBUとしては何かしらの形で指定射撃場の条件の緩和を求めていきたいと考えています。